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正絹の見分け方

 

着物には洋服のように品質表示タグがついていないことが多いので、着物を見て正絹かどうかは判断が難しい時があります。特に古い着物や堅い特殊な織り方の着物などは、呉服屋などのプロでも判断しづらい場合があります。

 

故意か知識不足か呉服屋に「正絹」と言われた着物が、化繊だったり合繊であったりというトラブルもあります。正絹かどうかはどのようにして見分けるのでしょうか。

 

プロの見分け方
見た目で判断

プロは大体見た目でわかるそうです。絹には独特の美しい光沢があるからです。しかし、最近はプロの目もあざむくポリエステルもあるので見た目だけは判断しかねます。

 

手触りで判断

着物を普段扱っている人には手触りでわかるそうです。化繊のものは触ると乾いたカサカサした感触がし、絹はしっとりと肌になじむ感じがします。また絹には独特の衣ずれの音というかキュッキュとなるような摩擦感があります。

 

ただ、これらはプロの感覚で素人にはハッキリわかりません。古いものや織り方によってはプロの呉服屋さんでも釈然としない場合もあるそうです。

 

素人でも正絹を見分けられる方法は?

正絹かどうかの判断の決め手は繊維を燃やしてみることです。

 

着物のあまり布か、なければ袖のたもとなどを裏返し、糸を一本引き抜いて燃やしてみましょう。燃え方やにおいで判断できます。

 

絹の燃え方

  • 火は火をつけた部分のみが早く燃えるが、燃え広がらずその部分だけちりちりになる
  • 黒い塊が手で簡単につぶれる
  • 髪の毛を燃やしたような臭いがする

絹を燃やした時の特徴は上記のようになります。絹は蚕の糸ということで動物性のタンパク質でできているので、髪の毛と似た燃え方をします。

レーヨンの燃え方
  • 紙のようにぱっと燃えあがり燃え続ける
  • 紙を燃やしたような臭いがする
  • 白い灰になる

レーヨンを燃やした時の特徴です。合成繊維でも昔のものは素材が「レーヨン」の場合があります。レーヨンは「人造絹糸」略して「人絹」と言われました。レーヨンはパルプからできていて紙と同じ性質を持ちます。

ポリエステルの燃え方
  • 溶けてから黒煙を出して燃える
  • 燃えた後は、黒い塊になる。その塊は冷えると堅くなる
  • 独特のにおいがする

ポリエステルはご存じのように石油由来できています。ナイロンやアクリルなどの合成繊維も同じです。ポリエステルはビニールやペットボトルを焼いた時のような燃え方をします。

ウールの燃え方

ちなみにウールもタンパク質なので燃え方は絹と同じです。しかし、燃やすととんでもなく嫌なにおいがするのですぐわかります。

 

着物が正絹かを判断する方法は繊維を燃やすのが手っ取り早く確実です。正絹かどうか怪しい着物で試してみてください。

 

着物を売る場合、正絹かどうかはとても重要です。化学繊維のものは価値が低く、着物買取業者に買い取ってもらえない場合があります。

 

 

2020年の東京オリンピックに向けて、着物の買取相場が高くなっているそうです。

正絹の着物を高く売る3つの売却方法